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2011/10/23

10:50
▼若受食時 当願衆生 禅悦為食 法喜充満
食前に唱える偈文。出典は『華厳経』。偈(げ、gaathaa(sanskrit))とは、仏典のなかで、仏の教えや仏・菩薩の徳をたたえるのに韻文の形式で述べたもの。(http://www.weblio.jp/content/偈文

▼方丈
1 1辺が1丈(約3メートル)の正方形。1丈四方。また、その広さの部屋。「―の間(ま)」
2 維摩(ゆいま)経の主人公である維摩の、1丈四方の居室。転じて、禅寺で、住職の居室。寺の住持。また、住職の称。(http://kotobank.jp/word/方丈

▼維那(いな・いの・いのう)
三綱(さんごう)の一。寺院で僧に関する庶務をつかさどり、またそれを指図する役職。都維那(ついな)。禅宗では「いの」「いのう」と読む。(http://kotobank.jp/word/維那

▼住持→知事や頭首→首座→書記、蔵主(僧侶役職)
【住持→知事や頭首】
中世の禅寺では住持を補佐する機関として修行を担当する西序と経営を担当する東序があり、西序の頭首(ちょうしゅ)西東序の知事が運営を行っていた。知事は悦事・主事・執事などとも呼ばれ、合わせて6名いたことから六知事(ろくちじ)とも呼ばれ、事務所を統括する「都寺」、これに次ぐ「監寺」、会計を担当する「副寺」、庶務を担当する「維那」、食事を担当する「典座」、労務を担当する「直歳」から構成されていた。

【首座】
首座(しゅそ)は禅宗の修行僧のリーダーをさす役職名。六頭首(ろくちょうしゅ)の第一位。長老、第一座(だいいちざ)と尊称される。臨済宗では役職名であると同時に僧階の一つでもある。禅宗では修行僧は僧堂と呼ばれる修行堂を中心に修行を進める。制中(せいちゅう)と呼ばれる夏冬の修行期間には外部との連絡を一切絶ち修行に集中するが首座はこの期間、修行僧のリーダーを務める者をいう。

【書記】
六頭首(ろくちょうしゅ)の一つ。書記・知蔵(蔵主)は経蔵の主任をつとめる。
禅宗寺院の役職で、六頭首の一。蔵は『大蔵経』及び「経蔵」を意味しており、寺院内にある経典や論書を管理する僧である。最近では「知蔵」という。なお、現在の図書館司書のような役割もあった。また、「看経」の時には、蔵主の許可を要する。(http://wiki.livedoor.jp/turatura/d/%C2%A2%BC%E7)

▼黒衣(こくい・こくえ)
2_2011-10-23-11-28-14.png墨染の黒い僧衣(緇衣・墨染衣)のこと。てっきり着物の部分を「黒衣」と呼ぶのかと思っていたが、一般僧侶が身にまとう袈裟が黒色だったことから、それも黒衣と呼ばれるらしく、正直何だかよく分からん...

宗派によって身につけるものの呼び名が変わったりもするようなので、全くの門外漢の自分には非常に複雑に感じる。左の絵は、色々な僧侶の方々の服装を検索し、最終的に映画「禅」の道元の格好を参考にさせてもらったものなので、多分禅僧の格好(軽装)であろうと思う。あくまで、多分(汗)。足元は草履にすべきだったかなぁ。ちなみに、首から下げているのは頭陀袋ではなく、「掛絡」のようである。

※【掛絡】か-ら
主に禅僧が用いる、方形の小さな略式の袈裟(けさ)。五条の袈裟の変形で、両肩から胸の前に垂れるようにまとう。

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