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2011/10/01

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▼風流踊り
15〜16世紀に全国で踊られた芸能。芸態は、風流拍子物の造り物を中心の「中踊り」に取り入れ、外側には「側踊り」(がわおどり)と呼ぶ輪踊りを伴った。お盆に踊られるため、事実上の「盆踊り」であったといえる。ただし当時は「盆の躍り」「盆の風流」などと呼ばれており、「風流踊り」「盆踊り」とは呼ばれていなかった。16世紀には、風流踊りは京都で盛んに催行される。特に経済力を蓄えて勃興した京の「町衆」が風流踊りの大きな担い手となった。豊後大友氏、阿波三好氏など有力な戦国大名が風流踊りを城下に招聘し、地方への風流踊り伝播に一役買った。風流踊りは安土桃山時代にいよいよ盛んになり、その様子はいくつかの「洛中洛外図」にいきいきと描かれている。豊臣秀吉の追悼となる豊国廟祭礼の際にピークを迎え、江戸時代になると衰えた。(http://www.weblio.jp/content/風流踊り
風流 - Wikipedia も参照のこと。

▼喝食
禅寺で、諸僧に食事を知らせ、食事の種類や進め方を告げること。また、その役目の名や、その役目をした有髪の少年。のちには稚児の意となった。喝食行者(あんじゃ)。かつじき。
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能面に「喝食」の面があり、額にかかる銀杏の葉形の前髪の、半僧半俗の少年として表される。
年若い剃髪していない修行僧。禅寺で食膳を司る少年風に髪がおかっぱで銀杏型に描いているのが特徴。眼が内省的である。 前髪の大きさによって分類することもある。使用曲目:『花月』『自然居士』
喝食とは - 能面図鑑 Weblio辞書

▼本邦禅林
本邦→(この国。我が国。)
禅林(ぜんりん)とは、禅宗寺院のことで、禅院(ぜんいん)とも呼ばれている。

▼住持
寺の主僧を務めること。また、その僧。住持職。住職。

▼沙弥戒(沙弥)→菩薩戒
沙弥の十戒。十戒(じっかい)とは、仏教において沙弥および沙弥尼が守らなければならないとされる10ヶ条の戒律をいう。五戒に別の5つを加えたものである。菩薩戒(ぼさつかい)とは、大乗仏教における菩薩僧に与えられる戒律である。

沙弥とは、サンスクリットのシュラーマネーラの音写。息慈などと訳す。出家して沙弥十戒を受け,比丘(びく)となるまでの修行中の僧。女子は沙弥尼という。年齢によって3種に分け,7~13歳を駆烏(くう)沙弥,14~19歳を応法沙弥,20歳以上を名字沙弥という。(http://kotobank.jp/word/沙弥)菩薩僧とは、仏教において、成仏を求める(如来に成ろうとする)修行者。(http://www.weblio.jp/content/菩薩僧

▼塔頭
塔頭(たっちゅう)は、本来、禅寺で、祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、塔(祖師や高僧の墓塔)の頭(ほとり)、または、その敷地内に建てた小院である。それから転じて、寺院の敷地内にある、高僧が隠退後に住した子院のことも塔頭と呼ぶようになった。

塔中とも。大寺のいわば寺内寺院。とくに禅寺では高僧の基所(墓所の間違い?)に建てられた塔,またその塔を守るための庵をいう。禅宗大寺の住持が十方住持制(門派にとらわれずに器量によって住持をえらぶ)で任命され,かつ官寺であっても,塔頭は塔主(たっす)の門徒が拠る私寺。(http://kotobank.jp/word/塔頭

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